写真館:E231系〜Photo Gallery:Type E231〜

E231系基本概要

1999年に製造された209系950番台の量産タイプと言えるE231系が同年、中央総武緩行線に導入されました。従来車と大きく異なる点は、TIMS(列車情報管理装置)の搭載により車内配線の簡略に成功していることです。他、荷物だな・ドアの位置を下げる、熱吸収率のより高いUVガラスの採用により車内設備の改良がされています。(といいながらも台車構造の簡略化やポリエステル・ウレタン成型品の座席の採用で多少乗り心地が悪くなっている)首都圏各線の経年の古い車両を置き換えるため、こんにち製造が進められているJREの最新電車です。

0番台

↑総武緩行線ミツ34編成(浅草橋にて)

↑常磐線型 編成番号失念・・・・。(上野にて)

E231系の先行導入線区となった中央総武緩行線では、習志野区に続き2000年には編成番号札が黄色に区分された三鷹区車も登場、2000年春に103系、2001年秋に201系、205系を淘汰しています。また、2004年4月に習志野電車廃止に伴い全車三鷹へ移籍しています。

2002には常磐線で運転を開始、車外スピーカー準備蓋、2段式ドア上LED案内、自社製特異クーラー、自動放送を採用したほか、営業運転直前に緩行線との車体色の区別を図るために黄緑帯を巻いています。

500番台

↑ヤテ505編成(御徒町にて)
首都圏各地の103系を205系ヤテ車で玉突き廃車にする、の目的で2002年4月19日に営業運転を開始した山手線専用形式の500番台です。前面マスクデザインの変更、ドア上の15インチ液晶モニターによる情報配信が最大の特徴です。第9編成よりクーラーが大型のAU726型に交換されています。
800番台

↑ミツ1編成(阿佐ヶ谷にて)
老朽化した東西線直通形式の103系、301系の置き換えを目的に2003年1月に登場したのが800番台です。地下鉄線内のトンネル断面を規格に基づき2800mm に戻し、勾配を考慮して6M4Tの強力編成を組んでいます。2003年5月までに新旧交代を果たしています。
900番台
未撮影。といっても編成写真だけで見た目の区別がつくような車両じゃないんですけどね・・・・。

209系950番台が量産化改造を受けて改番された形式です。編成内の2輌のM231のVVVF機器形状の違い、窓ピラー位置の違い、UVガラスの色の違い等、細かな相違点があります。現在三鷹区24番編成として他形式と混用されています。

近郊型

浦和にて
2000年から宇都宮・高崎線の115系の置き換えを目的に導入が進められているタイプ。運転室スペース拡大、高運転台化、ライトのHID化、ドアボタン付きリニアドアの採用がメカ部分の相違点です。基本編成上野より2輌、増結編成黒磯より2輌をクロスシート、他はロングシートを採用しています。踏切事故対策として衝撃吸収装置が前面に取り付けられていましたが、連結器の故障が続発したため撤去されています。他、自動解結装置の付いたクハを6000番台、ついてないクハを8000番台・・・というように非常に複雑な番台区別がされており、私にもよくわかりません。(汗)

大宮にて
国府津電車区に所属するE231系です。東海道線113系の置き換えを目的に製造されましたが、宇都宮線115系の捻出を早めるために宇都宮・高崎線に貸し出されています。U編成(ヤマ&シマ)との違いは、車外スピーカー準備蓋の装備、編成番号が札からペイントになっています。
他、意見とか。

E231系は自社の新津車両製造、川崎重工、東急車輛で製造されていますが、各社で屋根上ビートの本数や配線が微妙に異なります。

それにしても、このE231系を初めとする「走るんです」と呼ばれるこの車両たちなのですが、貫通ドアの省略で保温性の低下、台車構造の簡略化と座席素材の簡素化等で乗り心地が従来に比べて悪くなっています。(この辺は賛否が分かれる点だとは思いますが)また、コストを下げて寿命を減らす、という方針も、検査を行う工場の職員の方たちからは「車両を大事にしなくなったのは悲しい」という意見もあるようです。

最近では私鉄でもE231系の基本設計を流用してコストダウンしているようですが・・・・・・この辺なんとかなりませんかね?

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